Xから利用できるxAIの「Grok」とは?用語や利用方法を解説

ChatGPT

Grokとは

Grokは、Elon Muskが支援するxAI社によって開発された人工知能チャットボットです。
このサービスは、ソーシャルネットワークサービスのXのプレミアムサブスクライバーに向けて提供されおり、その後オープンソースとしても公開されています。

Open Release of Grok-1
We are releasing the weights and architecture of our 314 billion parameter Mixture-of-Experts model Grok-1.

このサービスは、テキストベースの処理が可能な初期モデルGrok-1.0から始まり、現在はさらに高度なGrok-1.5にアップデートされています。
さらに、視覚情報を処理できるマルチモーダルモデルであるGrok-1.5Vも開発されており、これにより画像やその他の視覚データを統合して分析する能力が追加されました。

ただしXのプレミアムサブスクライバーではテキストベースのモデルのみ利用可能です。
※2024年5月9日時点

Grok1.5についての記事はこちら

Grok1.5 Vについての記事はこちら

xで使えるGrokできること

Grokでは、xのリアルタイムデータと連動してさまざまな質問に対して、最新の詳細な回答を得ることができます。
特に現在の出来事やトピックについての情報取得に優れています。
また、Grokは「少しのウィット」を持って設計されており、辛辣で挑発的な質問への応答や言い回しにも対応できます。

Grokの利用方法・料金

GrockはXのプレミアムまたはプレミアム+サブスクライバーで利用可能です。
1年または月払いに対応しており、最安のプレミアムプランだと月857円~から利用可能です。
ただしAppleやGoogleのStore経由だと料金がやや割高になります。

最新の料金については以下から確認できます。

https://twitter.com/i/premium_sign_up?referring_page=grok

Xにアクセスし、画像の赤で囲ったアイコンをクリックすることでチャットを開始することができます。

Grokを使ってみた

最初に日本の総理大臣について聞いてみました。

日本語での応答にも対応していますね、また答えも合っています。

次に現在のトピックについて聞いてみます。
試しにサッカーの試合の最新の結果を聞いてみます。

回答はあっています。
試合結果だけでなく、関連するポストを表示してくる機能は便利ですね。

もう少し難しい質問をしてみます。
次はトヨタ自動車の最新の決算情報を聞いてみます。

プロンプトが曖昧なこともありますが、決算日や財務上など情報自体にかなり間違いや古い情報が含まれています。

最後にGrokはやや倫理規制が緩いとのことですので、ChatGPTでは回答できないような質問をしてみました。
コロナウィルスに関する陰謀論

さすがにデマだとはっきり言われました。

悪意を含む質問

これは冗談だと前置きした上でなんと回答してくれました。
ChatGPTに同じ質問をしたところ「悪意のある回答を推奨できない」と言われたので、この結果は少し驚きです。

おわりに

今回はxAI社が提供するAIチャットボット、Grokについてご紹介しました。
無料プランやお試し期間が無いので気軽に触れないのは残念ですが、個人的にはなかなか個性的で面白いと思いました。
まだまだ精度が低かったり、同じを文字を繰り返し出力などの問題もありましたが今後のアップデートで、より改善することを期待したいです。

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