UiPath、自社イベントAI-Powered Automation Summitに合わせ 日本語対応したAI関連機能と新たな大規模言語モデルを発表

日本企業のビジネスニーズに合わせたAIと自動化の活用を支援

エンタープライズ自動化・AIソフトウェアのリーディングカンパニーである米UiPath(ユーアイパス)社の日本法人、UiPath株式会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:南 哲夫、以下「UiPath」)は、昨日行われたUiPath AI-Powered Automation Summitに合わせる形で、本日、最新のAI関連機能の日本語対応や大規模言語モデル(LLM)を発表しました。

この中には、光学式文字認識(OCR)の読み取り精度が大幅に改善された新OCRエンジンの公開、UiPath Autopilot™ for DevelopersとAutopilot for Testersの各種日本語対応などが含まれています。

UiPathの自社イベントであるUiPath AI-Powered Automation Summitは、今年アジア太平洋地域と日本の15都市で開催される一連のロードショーの一環で、6月18日に東京でも開催されました。イベントでは、AIと自動化の統合により、企業がAIの可能性を具体的な成果に結びつける方法についての知見を提供しました。

UiPath Business Automation Platformは、エンド・ツー・エンドのビジネスプロセス自動化を可能にするものです。自動化プログラムにAIを組み込みたいと考えているビジネスリーダーが念頭に置くべき要素として、ビジネスの背景、AIモデルの柔軟性、実用性、そして信頼性の4つがあります。UiPath Platformに新しく追加されたAI機能はこれらに対応しており、お客様は生成AIモデルやツールの性能と精度を強化でき、AIと自動化を活用してさまざまなビジネス課題に容易に対処できるようになります。

UiPathの最高製品責任者であるグラハム・シェルドン(Graham Sheldon)は、次のように述べています。
「企業が自社の可能性を最大限に発揮するためには、あらゆるタスクに対応するクラス最高のAIモデルを幅広く取り揃えなければなりません。UiPathの新しい大規模言語モデル(LLMs)ファミリー、ならびに企業固有のデータで生成AIモデルを最適化するContext Groundingは、正確性、整合性、予測可能性、Time to Value(価値創出までの時間)を提供し、お客様が現場で最新のAI機能を使ってビジネス環境を改善できるようにします。これらの新しい機能により、AIはお客様それぞれのニーズに自動化で対応するために必要な連携、データ、コンテキスト、能力を備えることになります。」

今回の主な発表:
Autopilot for Developers とAutopilot for Testers
UiPath Autopilotは、自動化の開発者やユーザーの生産性を高める、プラットフォーム全体にわたる生成AIを活用した機能群です。「Autopilot for Developers」および「Autopilot for Testers」は、日本語にも対応しており、日本でまもなく一般提供されます。UiPath Autopilotは、世界中で1,500以上の組織に使用され、1週間あたり7,000件以上の応答と5,500件以上の式を生成しています。
Autopilot for Developersは、プロの開発者および市民開発者が自然言語を使用して自動化、コード、式を作成できるよう支援し、自動化作成のあらゆる面を迅速化します。
Autopilot for Testersは、手作業によるテストの負担を軽減し、企業のテストチームがより多くのアプリケーションを迅速にテストできるようにすることで、テストのライフサイクルを計画から分析に至るまで改善します。

生成AIと大規模言語モデル(LLM)
新しいUiPathのLLMである「DocPATH」および「CommPATH」は、企業固有のタスク、ドキュメント処理、コミュニケーションに応じて幅広く調整された言語モデルを企業に提供します。GPT-4のような汎用生成AIモデルの性能や精度は、必要なタスクに特化して訓練されたモデルには及びません。正確性に欠け、時間のかかるプロンプトエンジニアリングに頼るのではなく、DocPATHおよびCommPATHを使用することで、企業は自社の要件を満たすために幅広いツールを用いてAIモデルをカスタマイズし、あらゆる文書や多種多様なメッセージを読み込めるようになります。 DocPATHおよびCommPATHは、どちらも 10 月末までに日本語版のパブリック プレビューが開始される予定です。

「UiPath Document Understanding」のフレームワークの一部でもある「UiPath Extended Launguage OCR」 は、日本語の読み取り精度が大幅に改善されたOCRエンジンとして新たに公開され、近日中に一般提供が開始されます。現在、UiPathのOCRは、タイ語、ベトナム語、インドの主要言語、キリル文字やギリシャ語を使用する言語など、200以上の言語の文書をデジタル化できるようになりました。これにより、手書きや多言語で書かれているドキュメントなどを今まで以上に扱うことが可能になります。

企業固有のデータで生成AIモデルを拡張するContext Grounding
企業が自社のデータをAIモデルで利用するためには、安全性と信頼性に優れたロータッチな手段が必要です。こうしたニーズに応えるため、UiPathは、UiPath AI Trust Layer内の新機能「Context Grounding」を発表しています。

現在プライベートプレビューが利用可能です。

https://www.uipath.com/blog/product-and-updates/announcing-uipath-ai-trust-layer
Context Groundingは、検索拡張生成(RAG)を通して、プロンプトにビジネスの背景の基礎的情報を加えることで、生成AIモデルの精度を向上します。ナレッジベース、社内ポリシーや手順書などの企業固有のデータセットから情報を抽出するため、より正確で洞察に満ちた応答が生成できます。

構築済みGenAI Activitiesで価値創出までの時間を短縮
UiPath AI Trust Layerを活用した新たな構築済みの「GenAI Activities」は、価値創出までの時間を短縮する自動化ワークフローにおいて、簡単なアクセス、開発、高度なAI予測が利用できるものです。GenAI Activitiesは、メールの文章補完、分類、画像検出、翻訳、個人情報(PII)のフィルタリング機能など、増加する生成AIユースケース集を提供し、企業が生成AIでより多くのことを達成できるようにします。GenAI Activitiesを使うことで、企業は、カスタマーエクスペリエンスの調整、サプライチェーンの最適化、需要の予測、十分な情報に基づく意思決定に生成AIを活用し、より短時間で競争優位に立つことができます。

UiPath社について
UiPath(NYSE:PATH)は、より多くの人々が、より創造的、協調的、戦略的に働けるよう、あらゆる知的業務をレベルアップさせることをミッションとしています。AIを搭載したUiPath Business Automation Platformは、最先端のロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューションと、エンド・ツー・エンドのプロセスを理解、自動化、運用する機能群を組み合わせ、これまでにない迅速な価値創造を可能にします。刻々と変化する時代を生き抜くためにさらなる進化が必要な組織にとって、UiPathはThe Foundation of Innovation™(イノベーションの基盤)としての役割を果たします。

UiPathはUiPath社の米国およびその他の国における商標です。また、すべての製品名および会社名は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。これらの名称、商標およびブランドの使用は、承認を意味するものではありません。

引用

プレスリリース・ニュースリリース...
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