Tenstorrentは、米国サンフランシスコで開催された同社の開発者イベント「DevDay」において、次世代AI処理向けの新たなチップ製品「Blackhole™」シリーズを発表した。
今回発表されたBlackhole™製品群は、新しいRiscVコアを搭載し、膨大なAIワークロードを効率的に処理できるよう設計されており、無限に拡張可能なスケーラブルなソリューションを提供する。
製品ラインナップと特徴
今回提供が開始された製品は以下の通り。
- Blackhole™ p100:Ethernetなしのプロセッサを搭載、アクティブ冷却モデルで価格は999ドル。
- Blackhole™ p150:Ethernet付きプロセッサを搭載し、パッシブ・アクティブ・液冷の3つの冷却方式を選択可能で価格は1,299ドル。
- TT-Quietbox:4つのBlackhole™プロセッサを搭載した液冷デスクトップワークステーションで価格は11,999ドル。
また、Blackhole™ PCIeカードもアップグレードされ、製造プロセスが6nmに微細化され、ネットワークオンチップ(NoC)の高速化、メモリー密度の向上、新たなRiscVコアが追加統合された。
開発者向けサポート体制を強化
Tenstorrentはさらに、開発者向けプラットフォーム「Developer Hub」も新たに立ち上げ、モデルサポート、チュートリアル動画、報酬付きタスク(バウンティ)などのリソースを提供する。これにより、開発者コミュニティを支援し、同社プラットフォーム上での開発を促進する狙いだ。
Blackhole™カードとTT-Quietboxは、同社が提供するオープンソースのソフトウェアスタック「TT-Forge™」、「TT-NN™」、「TT-Metalium™」、「TT-LLK」などを通じて完全にサポートされ、GitHub上で公開されている。
Tenstorrentについて
Tenstorrentはカナダ・トロントに本社を置くAI向け次世代コンピューティング企業で、米国テキサス州オースティンやシリコンバレーをはじめ、ベオグラード、東京、バンガロール、ソウルなど世界各地に拠点を構える。Eclipse VenturesやReal Venturesなどから出資を受け、コンピュータアーキテクチャ、ASIC設計、高度なシステムおよびニューラルネットワークコンパイラーの分野でトップクラスの専門家を集結させている。
同社の製品は、公式ウェブサイト(tenstorrent.com)で注文可能となっている。
引用
Tenstorrent Launches Blackhole™ Developer Products at Tenstorrent Dev Day | Tenstorrent | テンストレント