OpenAI、「o1」をAPIから利用可能に

OpenAIは2024年12月18日、最新のAIモデル「o1」をAPIに統合し、開発者向けに提供を開始すると発表しました。
まず、使用量Tier5の開発者からアクセスが可能となり、今後数週間で段階的に展開される予定です。

o1モデルは以下の機能を備えています:

  • 関数呼び出し:コード内での関数実行をサポートし、開発者の作業効率を向上させます。
  • 構造化出力:より整理されたデータ形式での出力が可能となり、情報の処理と解析が容易になります。
  • Vision:画像や映像の解析能力を持ち、視覚情報の理解と生成が可能です。
  • 開発者メッセージ:開発者向けのメッセージ機能を提供し、モデルとの効果的な対話を促進します。
  • 推論努力:複雑な問題に対する深い推論能力を持ち、より高度な問題解決が可能です。

さらに、o1は従来の「o1-preview」と比較して、平均で60%の推論トークンを削減し、処理速度が向上しています。新たに追加された「reasoning_effort」パラメータにより、回答前の思考時間を調整することが可能となりました。

今回提供されるスナップショットは「o1-2024-12-17」であり、OpenAIは今後、o1モデルの利用可能範囲を拡大し、レート制限の緩和を進める予定です。開発者がこれらの新機能を活用して、革新的なアプリケーションを構築することが期待されています。

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