GPT-4とは?意味や定義を解説

GPT4
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GPT-4とは?

OpenAI社は3月14日に同社の大規模言語モデルであるGPT-4(Generative Pre-trained Transformer 4)を発表しました。

GPT-4は従来のGPT-3のパラメーター数1750 億と45TBのデータセットに対してそれぞれ1000兆個のパラメーターと1.5PBのデータセットとして、大幅に能力が向上しています。

これによりGPT-4は、従来のGPT-3よりも信頼性や創造性が向上し、より細かな指示にも応えられるようになりました。

実際にOpenAI社は司法試験や生物オリンピックなどの専門的な試験で人間の上位10%に匹敵するスコアを達成した※1としています。

引用元: OpenAIのGPT-4リリース
https://openai.com/research/gpt-4

他にもGPT-4ではテキストだけでなく画像も入力として受け付け、テキストを出力することができます。
実際に例として下記のように画像を入力してその画像のどこが面白いのかを回答させることをしています。※1
それぞれ画像の解説をしており、またこの画像の面白い点も解説しています。

パネル1:スマートフォンにVGAコネクタ(通常、コンピュータモニター用に使用される大型の青い15ピンのコネクタ)が充電ポートに接続されています。

パネル2:「Lightning Cable」アダプターのパッケージで、VGAコネクタの画像が描かれています。

パネル3:VGAコネクタのクローズアップで、先端に小さなLightningコネクタ(iPhoneや他のAppleデバイスの充電に使用される)があります。

この画像のユーモアは、大型で時代遅れのVGAコネクタを小型で現代的なスマートフォンの充電ポートに接続するという不条理さから来ています。

引用元: OpenAIのGPT-4リリース
https://openai.com/research/gpt-4
※1 GPT-4
https://openai.com/research/gpt-4

GPT-4を利用するには

GPT-4はChatGPTのWeb及びMicrosoftのAzureを含むAPIで公開できる予定ですが、現在一部を除き公開されているのはChatGPTのWebサービス版になります。(画像入力は2023年3月現在非対応)

またAPIは現在順次公開予定で下記から登録可能です。
https://openai.com/waitlist/gpt-4-api

ChatGPTのWeb版の利用には有料版のChatGPT PLUSに加入する必要があります。
2023年3月現在ChatGPT PlusはUSD $20/月で加入出来ます。

加入はChatGPTのサイドメニューから行えます。

https://chat.openai.com/chat

ChatGPT PLUSでGPT-4を利用してみた

ChatGPT PLUSに加入するとModelの選択が可能になりGPT-4を選択できるようになります。

今回はChatGPTの解説をそれぞれChatGPTのGPT-3.5とGPT-4にお願いしてみました。

GPT-3.5

GPT-4

比較するとGPT-4の方がより詳しく解説しており、特徴も分かりやすく箇条書きで出力されています。

GPT-4を使ってみた感想

ChatGPTは登場以降その正確な回答や自然な会話能力で注目を集めましたが、GPT-4を使ってみた感想としては、さらに正確性や精度面で進化を遂げていることがわかります。
 今後APIの公開や画像入力の生成が可能になれば、さらに多様な用途に応用できそうです。

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この記事を書いた人

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