Googleは2024年8月8日、Gemini 1.5 Flashモデルの価格引き下げとチューニング機能の全開発者向け提供を正式に発表しました。
新しい価格設定は8月12日から適用され、入力トークンのコストが78%、出力トークンのコストが71%削減されることになります。
これにより、特に高ボリュームかつ低遅延を必要とするアプリケーションで、開発者はよりコスト効率よくGemini 1.5 Flashを活用できるようになります。
さらに、GoogleはGemini APIの対応言語を100以上に拡大しました。
これにより、世界中の開発者が自分の母国語でクエリを処理できるようになり、言語による制約が大幅に軽減されます。
また、Google Workspaceのユーザーは追加の設定を行うことなく、AI Studioへのアクセスが可能となり、より多くのユーザーが手軽にAI Studioを利用できるようになっています。
Gemini 1.5 Flashのチューニング機能も全開発者に提供され、モデルを特定のタスクに最適化できるようになりました。
このチューニング機能を利用することで、開発者はモデルのパフォーマンスをさらに向上させ、特定のニーズに合わせたカスタマイズが可能となります。
また、これによりプロンプトのサイズが削減され、遅延やコストの低減も期待できます。
さらに、新たに追加されたPDF理解機能により、テキストだけでなく、画像やグラフなどのビジュアルコンテンツもネイティブに処理可能です。こ
れにより、PDFファイルを扱うタスクでの多様なニーズに対応できるようになっています。
Googleは、これらの改善により開発者のフィードバックを積極的に反映し、Gemini APIとAI Studioの機能をさらに強化していく計画です。
今後も、より使いやすく、柔軟な開発環境を提供することを目指していきます。
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