Googleは、AIプラットフォーム「Gemini」の新機能を8月28日に発表しました。
これにより、Gemini Advancedユーザーは「Gems」というカスタムAIエキスパートを作成できるようになり、最新の画像生成モデル「Imagen 3」による高品質な画像生成機能が全ユーザーに提供されます。
カスタムGemsであなただけのAIエキスパートを作成
「Gems」は、ユーザーが独自のAIエキスパートを作成できる新機能です。
Gemini Advanced、Business、およびEnterpriseユーザー向けに順次提供され、様々なトピックに精通したパーソナルAIエキスパートを作成し、個々の目標に特化したサポートを受けることが可能になります。
例えば、コーディングサポート、キャリアアドバイス、アイデアのブレインストーミングなど、幅広いシナリオに対応したGemsを作成でき、複雑なプロジェクトを進める際の助けになります。
Googleは、ユーザーがすぐに活用できるように、以下のようなシナリオに対応するプリセットGemsも提供しています:
- 学習コーチ: 複雑なトピックを分かりやすく解説
- ブレインストーマー: 新しいアイデアを手軽に提供
- キャリアガイド: スキル向上とキャリア目標達成をサポート
- ライティングエディター: 文法から構成までのフィードバックを提供
- コーディングパートナー: コーディングスキルを向上させ、プロジェクトの進行を支援
この機能は、150か国以上で順次提供され、デスクトップとモバイル両方で利用可能です。
Imagen 3で高品質な画像生成がさらに進化
Googleは、クリエイティブな画像生成能力を強化し、新たに「Imagen 3」モデルを導入します。
Imagen 3は、従来のモデルに比べて高品質な画像を生成し、フォトリアルな風景画や独特なスタイルのアートワークなど、ユーザーの指示に応じたさまざまな画像を作成できます。
この新しいモデルは、AI生成画像への透かし挿入ツール「SynthID」を引き続き活用し、安全性とデザイン原則に基づいた生成プロセスを提供します。
Imagen 3は、他の画像生成モデルと比べて優れたパフォーマンスを発揮し、ユーザーがクリエイティブプロセスを完全にコントロールできるよう設計されています。
また、人物の画像生成も早期アクセス版として一部のユーザーに提供される予定です。
ただし、個人が特定できるようなフォトリアルな画像や、未成年者の描写、過度に暴力的・性的なシーンの生成はサポートしていません。
今後もユーザーのフィードバックを反映させながら、さらに多くの言語とユーザーにこの機能を展開していく予定です。
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