2023年9月19日、Googleは同社の生成AIのGoogle Bardの大幅なアップデートを発表しました。
今回のアップデートで、さらに高性能なAIモデルを搭載したほか、ユーザーのさまざまなニーズに応えるためのものになっています。
以下が追加された新機能です。
1.英語でのみ提供されていた機能拡大
これまで言語設定が英語のGoogleアカウントで提供されていた機能が、日本を含む40以上の言語及び地域に対応しました。
・Googleレンズ
Google が開発した画像認識技術です。
画像をアップロードすることで、目の前にあるものを検索したり、テキストを翻訳したり、商品を特定したりすることができます。
・回答の画像表示に対応
Bardの回答に画像を含むことが可能になりました。
・回答のカスタマイズ
回答の長さや口調を5つのオプションから選択可能。
例えば文章を要約したり、言い方を専門的にすることができます。
2.Googleのアプリとの統合
Gmail、Google ドキュメント、Google ドライブ、Google マップ、YouTubeなどのツールとBardを連携できる機能「Bard Extensions」を公開しました。
この機能は現在英語のGoogleアカウントでのみ先行公開されています。
例えばGoogleドライブのファイルを検索して内容を読み込んだり、メールの内容を読み込んでタスクを実行したりすることができます。
3.回答の信頼性の確認
Google検索を使用して、回答の信頼性を確認できるようになりました。
4.共有機能の強化
Bardとのメッセージと回答を共有できる機能が強化されました。
共有されたユーザーは、内容から続けて質問が可能になりました。
5.AIモデルのアップデート
Bardに搭載されている言語モデル「PaLM 2」がアップデートされました。
これにより、より優れた品質と正確な回答ができるようになったとのことです。