OpenAIは2024年2月14日に、ChatGPTでユーザーの会話内容を記憶し、対話をより効果的にする新機能をテスト中と発表しました。
この機能により、ユーザーは重要な情報をChatGPTに覚えさせることができ、繰り返し同じ情報を伝える必要がなくなります。
OpenAIは今回の機能のユースケースとして次のような例をそれぞれ紹介しています。
パーソナル
- 会議のノートには見出し、箇条書き、およびアクションアイテムを下部に要約してほしいと説明しました。
ChatGPTはこれを覚え、その方法で会議をまとめます。 - 自分が近所のコーヒーショップを経営しているとChatGPTに伝えました。
新しい場所のオープンを祝うソーシャルポストのメッセージングをブレインストーミングする際、ChatGPTはどこから始めればよいかを知っています。 - 幼い子供がいて、その子がクラゲが好きだと言及しました。
その子の誕生日カードを作る際にChatGPTに助けを求めると、パーティーハットをかぶったクラゲの提案をします。 - 25人の生徒を持つ幼稚園の先生であり、50分間のレッスンとフォローアップ活動を好むと話しました。
ChatGPTはこれを覚えており、レッスンプランを作成する際に役立ちます。
ビジネス
- ChatGPTは、あなたのトーン、文体、フォーマットの好みを覚えており、ブログ投稿のドラフトにこれらを自動的に適用することができます。
繰り返し指示する必要はありません。 - プログラミングをする際に、使用するプログラミング言語やフレームワークをChatGPTに伝えます。
ChatGPTはこれらの好みを覚えており、後続のタスクにこれらを適用することでプロセスを効率化します。 - 月次のビジネスレビューでは、データをChatGPTに安全にアップロードします。
そして、ChatGPTはあなたの好みに合わせたチャートを作成し、それぞれに3つの要点を提供します。
など以前の会話機能を記憶して、そこから最適な返信やタスクの実行ができると紹介しています。
また今回の新機能は、ユーザーが制御可能です。
ユーザーは、ChatGPTに特定のことを記憶させたり、何を覚えるべきかを問い合わせたり、忘れるように指示することができます。
また、完全に記憶機能をオフにすることも可能です。
現在ChatGPTの一部のユーザーに展開されており、今後リリース計画については詳細が発表をするとしてます。
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