Bard が マップ や Gmail, YouTube などの Google のサービスと連携

Bard は、生成 AI とコラボレーションする Google の試験運用中のサービスです。Bard の最大の利点のひとつは、ユーザーの質問に応じた回答を生成できることです。たとえば、自分にあった旅行の計画をたててもらったり、ネットオークションに出品する洋服の説明文を下書きしてもらったり、科学に関する問題を子どもに説明するヒントをもらったりできます。そして今回、Bard のカスタマイズ性がより高まり、みなさんのリクエストによりスムーズに応えられるようになります。

Google のアプリやサービスと連携 

本日より、Bard で Google のアプリやサービスと連携できる拡張機能を日本語でも公開します。この拡張機能を使用することで、必要な情報が複数の Google アプリやサービスにまたがる場合でも、Bard は、Gmail、Google ドキュメント、Google ドライブ、Google マップ、YouTube など、日々使用している Google ツールから関連情報を検索して Bard の回答内に一括で表示します。

たとえば、友人と複数人で富士山への旅行を計画しているとしましょう。通常では、多くのブラウザ タブを開きながら、複数のサービスやアプリを横断して調べることが多いかと思います。今回の機能拡張により、自身の Gmail のメールから全員が都合良い日程を探し、リアルタイムのフライトとホテルの情報を検索するように Bard に質問し、回答をもらえます。また、Google マップで空港までの道順を確認したり、空港でのアクティビティに関する YouTube 動画を視聴するなど、すべて Bard とのひとつの会話内で完結できます。

Bard は、メール スレッドの日付、ホテルやフライトの情報などの回答を生成します。※この画像はイメージです。

新しい仕事に応募するときなどにも、この機能も使えます。たとえば、Bard に「ドライブから 2023 年 6 月というタイトルの履歴書を見つけて、それを短い文章に要約して」と依頼して、新しいカバーレターを作成することができます。

Google は、ユーザーの個人情報の保護に全力で取り組んでいます。Workspace 拡張機能の使用を選択した場合、Gmail、Google ドキュメント、Google ドライブのコンテンツは人間のレビュー担当者には表示されることはありません。また、Bard を広告に表示するためや、Bard のモデルのトレーニングするために使用することもありません。もちろん、これらの拡張機能をどのように使用するかを決定する際は、いつでもプライバシー設定から管理でき、いつでも無効にすることができます。

高性能なモデルの Bard を試す

マルチモーダルでの高度な推論性能を備えた高性能 AI モデル Gemini を発表しました。柔軟性を重視して設計された Gemini は、Ultra、Pro、Nano の 3 サイズに最適化されているため、データセンターからモバイル デバイスまであらゆる環境で動作します。 

Gemini は、Bard にもアップデートされ、今後 2 段階で提供されます。このアップデートに伴い、英語版の Bard では特別に調整された Gemini Pro がお使いいただけます。そして、来年初めには、Gemini Ultra で動作するアドバンス モデルの Bard Advanced を公開します。

一般公開に先立ち、多数の業界標準ベンチマークで Gemini Pro をテストしました。これらのベンチマークでは、Gemini Pro は大規模な AI モデルを測定するための主要な指標である MMLU (Massive Multitask Language Understanding) と小学校の算数レベル (GSM8K) のパフォーマンスでは GPT 3.5 よりも優れていることがわかりました。

これらの最新のアップデートにより、Bard はすべてのユニークなアイデアを軌道に乗せるのに役立つ機能を提供します。bard.google.com から、最新の機能をお試しください。

引用

Google
Bard が マップ や Gmail, YouTube などの Google のサービスと連携 Bard を Google のアプリやサービスと併用すると、その応答を簡単に再確認したり、より多くの場所で機能にアクセスしたりできます。
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