Anthropicは2025年11月24日、同社のフラッグシップAIモデル「Claude Opus 4.5」をリリースしました。
コーディング、エージェント、コンピュータ使用において「世界最高のモデル」と位置づけられ、深い調査やスプレッドシート・プレゼンテーション作成などの日常業務でも大幅な性能向上を実現している。
性能面では、コーディングベンチマークのSWE-bench Verifiedで80%を超えた初のモデルとなり、80.9%という業界トップの成績を記録。
コンピュータ操作の評価指標であるOSWorldでも66.3%を達成した。
Anthropicは同社がパフォーマンスエンジニアの採用時に使用する2時間制限の技術試験をOpus 4.5に受けさせたところ、これまでのどの人間の候補者よりも高いスコアを記録したと発表している。

社内テスターからは「曖昧な指示でも意図を汲み取り、細かな指示を与えなくてもトレードオフを適切に判断できる」との評価を得ており、複雑なマルチシステムのバグに対しても自力で修正方法を見つけ出すという。
長文処理時のメモリ管理も改善され、製品管理責任者のDianne Na Penn氏は「大規模なコードベースやドキュメントを探索しながら、必要に応じて前の情報に戻って再確認する判断力が重要だ」と説明している。
API利用価格は入力100万トークンあたり5ドル、出力100万トークンあたり25ドルで、プロンプトキャッシングで最大90%、バッチ処理で50%のコスト削減が可能。
Claude Pro、Max、Team、Enterpriseユーザーに提供される。
今回のリリースに合わせて、ブラウザ拡張機能「Claude for Chrome」がMaxユーザー全員に、スプレッドシート操作機能「Claude for Excel」がMax、Team、Enterpriseユーザーに提供開始された。
Claude Codeもデスクトップアプリに対応し、複数のローカル・リモートセッションを同時に実行できるようになっている。
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