AIが「相関図」を自動生成：ChatGPT搭載の「ジュリエット」が新機能リリース

2023年8月12日

フローチャート生成に続く新機能。複雑な情報もわかりやすく伝える

■図形生成AIの仕組み

私たちは、各種ビジネスにおいて、複雑な情報やデータを視覚的に表現することが重要だと考えています。それらを視覚化することによって、ビジネスにおいてより良い意思決定ができ、業績向上に寄与することが多々あります。そこで、この課題視覚化を簡単に行うために開発したのが、図形生成AIです。

■AIによる作図例

この図形生成AIは、財務部門や経理部門、企業分析や戦略企画部門、投資銀行や証券会社のアナリスト、リスク管理部門、監査法人や会計事務所の監査員など、複雑な情報やデータを扱う多様なビジネスシーンにおいて活用できます。

■相関図とフローチャートの違い

	フローチャート	相関図
目的	・作業手順の視覚化・業務フローの視覚化	・組織構造の視覚化・部署やチーム間の関係性の視覚化
表現内容	・作業のステップ・選択肢（判断箇所）	・部署やチーム・部署やチーム間の関係
主な使用分野	・業務改善・プロジェクト計画	・組織管理・プロジェクト管理
ユースケース	・新商品の販売フローの設計・新規プロジェクトの進行手順の設計	・組織の人事配置の設計・プロジェクトのタスク分担の把握

「フローチャート」は、作業手順や業務フローを視覚化し、業務改善やプロジェクト計画に活用します。

「相関図」は、組織構造やチーム間の関係性を視覚化し、組織管理やプロジェクト管理に利用します。

■活用事例

次に、我々の自動図形生成ツールがビジネスシーンでどのように活用されているのか、具体的な使用例をいくつか紹介します。

コンサルタント：中村遼一さん（シニアコンサルタント）ある晩、クライアントへ戦略を提案するため、100以上の指標を含むデータを分析し、それを視覚化する作業に取り組んでいました。時計を見るともう深夜。そんな時、図形生成AIを試してみることにしました。1クリックで、全体像が一目で理解できる図が完成。8時間以上の作業時間が短縮されたことにより、まさに時間とエネルギーの節約を実感しました。
財務部門：佐藤淳一さん（財務部長）ある日、会議の資料作りに追われていました。5つのグループ会社間の財務状況、商流、取引先との関係性を一覧で見ても、全体像を掴むのは難しいものでした。しかし、図形生成AIを使うと、ほんの1分で、図が完成しました。これがなければ、3時間以上の作業時間が必要だったことでしょう。その結果、久しぶりに家族と夕食を共にする時間を確保できました。
戦略企画部門：鈴木昭二さん（戦略企画部長）新規事業の検討時、50ページ以上のテキストだらけのスライドに頭を抱えていました。この図形生成AIを使ってみると、文字情報が1分でビジュアルに変わりました。数時間の作業が一瞬で終わったかのような達成感を感じ、まさに効率化の一例を体験しました。
人事部門：田中真一さん（人事部長）
社員の配置や育成、評価などを行っていますが、以前は200人以上の社員のスキルや能力、適性を把握するのが難しかったです。ある日、図形生成AIを試してみたところ、その複雑な情報が一目瞭然の図に変換されたのです。数日かけて行っていた作業が数時間で終わったことから、まさに効率と視覚性の両立を実感しました。

■図形生成AIの使用前と使用後の作業時間を比較

工程	使用前の作業時間（時間）	AI使用後の作業時間（時間）	時間の改善率
文章化	1.0時間	0.6時間	-40%
情報解析	3.0時間	0.1時間（１クリック）	-99%
図形生成	2.5時間	0.1時間（１クリック）	-99%
最終出力	1.0時間	0.1時間（１クリック）	-99%