Microsoftは従量課金でAIエージェントを利用できる「Microsoft 365 Copilot Chat」を発表

2025年1月15日、マイクロソフトは企業向けAI活用をさらに推進する新製品「Microsoft 365 Copilot Chat」を発表しました。既存の無料チャット機能に加え、必要に応じて利用可能なエージェント機能を提供することで、あらゆる従業員がAIによる生産性向上を実現できるようになります。

今回の「Copilot Chat」の主な特徴は以下のとおりです。

1. GPT-4oによる無料かつ安全なAIチャット
   • ウェブ上の知識をもとに、戦略文書の作成や会議の準備、マーケットリサーチなどを効率化。
   • Word・Excel・PowerPointファイルをアップロードし、要点の要約やデータ分析、プレゼン提案の改良をAIに依頼可能。
   • Copilot Pagesの活用で、ファイルやウェブ上のコンテンツをリアルタイムに追加しながら共同作業を実現。
   • 画像生成機能を活用し、キャンペーンや商品ローンチ、SNS用コンテンツを素早く作成。
2. エージェントの作成・利用
   • カスタマーサービス担当者が、顧客関係管理（CRM）エージェントにアカウント情報を照会するなど、自然言語で簡単にエージェントを作成・操作。
   • SharePoint上にある製品知識を、フィールドサービス担当者がリアルタイムで呼び出すことも可能。
   • エージェント利用は従量課金制。IT部門がエージェントを一元管理し、組織全体のエージェント展開をコントロールできる。
3. データ保護とIT管理機能
   • 「Copilot Control System」により企業データを保護しつつ、Copilotやエージェントの利用状況・ライフサイクルを管理。
   • 利用状況の可視化や分析レポートにより、AI投資の効果測定を行える。

Microsoft 365 Copilot ChatはMicrosoft365のサブスクライブサービスとして追加費用無し利用できます。
一方で、より高度なAIアシスタントを求める場合は、従来から提供されている「Microsoft 365 Copilot」が引き続き利用可能です。

引用

Copilot for all: Introducing Microsoft 365 Copilot Chat | Microsoft 365 Blog