Appleは本日、iOS 18.2、iPadOS 18.2、macOS Sequoia 15.2の提供開始を発表しました。本アップデートにより、同社が次世代のインテリジェンスプラットフォームとして注力するApple Intelligenceがさらに高度化し、新機能の追加や対応言語の大幅な拡張によって、ユーザーエクスペリエンスの一層の向上が期待されます。
新機能概要
1. Image Playground
ユーザーは、テーマやアクセサリを自在に選択し、オリジナル性の高い画像を容易に作成できます。写真を活用したパーソナライズデザインやアニメーションスタイルの画像生成が可能で、KeynoteやFreeform（フリーボード）との連携により、プレゼンテーションや共有の自由度を拡大します。
2. ジェン文字（Genmoji）
独自の絵文字作成機能「ジェン文字」では、写真ライブラリを活用し、家族や友人に似せたキャラクターやカスタムアクセサリを追加できます。これにより、コミュニケーションに一層の独自性と楽しさをもたらします。
3. 作文ツールの強化
新たに追加された「変更を説明」オプションにより、履歴書などのビジネス文書の記述を柔軟に修正したり、クリエイティブライティングを支援したりするなど、ユーザーは多面的な文章表現を容易に実現できます。
4. 画像マジックワンド
メモアプリに新しいツールが導入され、メモの作成がより視覚的で、ダイナミックになります。ツールパレットにある画像マジックワンドによって、ユーザーはすでにメモに入力している文章またはビジュアルコンテクストに合わせて、メモの中に画像をすばやく作成できます。
5. ChatGPTとの統合
Siriや作文ツールにChatGPTを統合することで、高度なAI知見をアプリ間移動なしに活用可能となりました。画像生成や文章作成の支援など、生産性向上につながる多彩なAI機能を一元的に提供します。
対応言語拡張
本日より、英語対応をオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ、英国へ拡大しました。加えて、2024年4月以降には日本語、中国語、フランス語など複数言語への対応が予定されており、グローバルユーザーへのサポート強化を進めていきます。
プライバシー重視の設計
Apple Intelligenceは、端末上での処理やプライベートクラウドコンピューティングを採用することで、ユーザーデータの保護と高度なインテリジェンス機能を両立しています。ChatGPTとの連携においてもデフォルトでデータ保存を行わない設計としており、プライバシー保護を徹底しています。
対応デバイスおよび提供範囲
本機能は、iPhone 16シリーズならびにA17 ProまたはM1以降を搭載したiPadおよびMacでご利用可能です。
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