OpenAIは2024年12月9日、テキストから短い動画クリップを直接生成できる新たなAIモデル「Sora」を正式にリリースしました。
Soraは、ChatGPT PlusおよびChatGPT Proの加入者向けに提供され、テキスト入力だけで動画を作り出すことができます。
これにより、画像や既存動画のアニメーション化、複数のクリップを組み合わせた新たなコンテンツ制作など、さまざまな用途での活用が期待されます。
Soraには、コミュニティでの作品共有機能や、場面ごとの構成を考慮した「ストーリーボード」、テキスト入力による詳細な動画編集を可能とする「リミックス」ツールなどが搭載されています。
また、生成された動画にはAIによる生成物であることを示すウォーターマークとメタデータが付与され、不適切なコンテンツの作成やアップロードを防ぐための制限や対策も実施されています。
現時点でSoraは、米国をはじめとする多くの国で利用可能ですが、欧州連合、スイス、英国での提供は遅れる可能性があります。
さらに、OpenAIは来年初頭にも利用者ニーズに応じた新たな料金体系を導入する予定です。
今回のリリースは、OpenAIが12日間連続で新サービスや製品を公開する取り組みの一環であり、Soraによってテキスト入力だけで映像制作を行える新たな環境が広く普及することが期待されています。
価格および提供プラン:
Soraは、以下のChatGPTプランに含まれる形で提供されます。
- ChatGPT Plus(月額20ドル)
- 最大50本の優先動画生成(1,000クレジット)
- 最大720p解像度、5秒までの動画に対応
- Plusプランが提供するその他の機能も利用可能
- ChatGPT Pro(月額200ドル)
- 最大500本の優先動画生成(10,000クレジット)
- 制限のない「リラックス動画」生成が可能
- 最大1080p解像度、20秒までの動画生成に対応
- 同時に5本まで動画生成が可能
- ウォーターマークなしでのダウンロードに対応
- Proプランが提供するその他の機能も利用可能
これらのプランにより、クリエイターやコンテンツ制作者は自身のニーズや制作規模に応じて最適な選択ができます。
Soraの登場によって、誰でも手軽に映像を生成できる環境が整い、映像コンテンツ制作の在り方が大きく変わることが期待されます。
Soraの詳細や利用方法については、公式サイト(https://openai.com/sora/)をご覧ください。
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