Asana 独自のデータモデル Work Graph® が、AI チームメイトが仕事の流れの中で人々と協力し、ワークフローのカスタマイズ、リスクのトリアージ、プロジェクトの実行、目標の早期達成へ向けた作業の調整をより迅速に行うための理想的な基盤に
ワークマネジメントプラットフォームのリーディングカンパニー、米国Asana, Inc. (以下、Asana) の日本法人・アサナジャパン株式会社は本日、チームのインパクトを最大化し、目標の早期達成を支援する、適応型人工知能コラボレーター Asana AI チームメイトを発表しました。無限にカスタマイズ可能な AI チームメイトは、個人やチームの仕事のやり方に適応しながら、優先順位付けやワークフロー改善に関するアドバイスを行ったり、実際にアクションを取ったりすることもできます。AI によって実行される各ステップは人間とも共有されるため、AI チームメイトがどのようなサポートを行っているかについて、完全な透明性とコントロールが保たれています。
現在ベータ版で利用可能な Asana AI チームメイトは、Asana の Work Graph® データモデルを基盤としており、企業が自信を持って AI をスケールするために必要な構造、可視性、背景情報が整っています。ワークグラフの強みは、仕事やワークフローを、その上位にある会社の目標と結びつける点にあります。これは、AI チームメイトが人々と協力し、関連するコンテキストやルールに基づいてアクションを起こすことができることを意味します。膨大な量のデータを無作為に検索し、信頼性の低い情報に基づいて行動を起こす他の AI ソリューションとは異なります。
Asana AI チームメイトは以下のようなことができます。
- 目標を達成する上での潜在的なリスクに関するインサイトを提供し、注力すべきポイントをアドバイスする。
- タスクの処理、リクエストの優先順位付け、作業の割り当てなど、仕事やワークフローをサポートする。
- ワークフローの問題点や改善点を特定、仕事に関連するリソースを共有し、ユーザーの働き方に適応する。
Asana の共同創業者兼 CEO、Dustin Moskovitz は次のように述べています。「人間と AI の力を合わせて無理なく働くというのが、生産性とイノベーションを向上させ、収益をもたらす未来の働き方です。特に Asana は、仕事やワークフローを組織の目標とつなぐワークグラフというデータモデルを基盤としているので、非常に優秀な AI チームメイトを提供できます」
AI チームメイトによって、カスタマイズの自由度は大きく広がります。あらゆる役割、プロセス、業界に合わせてワークフローをカスタマイズすることができ、AI によって実行される各ステップは人間とも共有されるため、透明性と制御性を保てます。また、同じ作業について複数人が同時に AI とコラボレーションを行う、「マルチプレイ」のような使い方も可能です。
Asana ユーザーは、AI チームメイトを使って、製品のリリース、戦略的プランニング、新入社員のオンボーディング、クリエイティブ制作などの重要な業務ワークフローをこなしています。現在進行中のユースケースには以下のようなものがあります。
クリエイティブ制作: ある大手屋外広告会社は、AI チームメイトを活用してクリエイティブのリクエストプロセスを変革し、クリエイティブ制作やデザイン作業に集中できるようにしています。AI チームメイトは以下のような仕事を行っています。
・入ってきたリクエストに優先順位を付け、不足している情報を積極的に収集
・コンテキストに基づいて特定のユーザーに仕事を割り当て
・初期段階のクライアント調査をサポート
・一貫したデータを用いることでレポートの品質を改善
マーケティングキャンペーンの仕事の受け付け: ある世界的なサイバーセキュリティ企業は、AI チームメイトをプロジェクトやキャンペーンの迅速な実行に役立て、社員がより戦略的な仕事に専念できるようにしています。AI チームメイトは以下のような仕事を行っています。
・ブランドに合ったマーケティングコンテンツの作成
・ブランド用語の社内ライブラリを使用したコンテンツの翻訳
・入ってきたリクエストに関する重要情報を強調することで、優先順位付けを迅速化
・命名規則の遵守を徹底させることによって、ツール間の互換性を改善
本日 Asana は、インテリジェントな会話サポートを提供し、仕事のスピードアップに役立つ新たな AI チャットインターフェイスも発表しました。「この目標達成の妨げとなる問題点は?」「このトピックについて詳しいメンバーは?」などの質問を行うことで、人間による管理のもと、AI チームメイトが計画の作成やタスクの割り当てを行う機能が、今月中にリリースされる予定です。
Asana の最高製品責任者 Alex Hood は次のように述べています。「AIを日常的に使用している働き手の89%が生産性の向上を経験しているという調査結果がすでに出ています。 人間と AI が共に働くことで、全体の生産性が劇的に向上しています。お客様の満足度も高く、新たなユースケースが次々に誕生しています。Asana AI チームメイトにさまざまな仕事を任せることで、インパクトの大きな仕事に専念できる時間も増えています」
Palo Alto Networks の CIO、Meerah Rajavel 氏は次のように述べています。「Palo Alto Networksでは、AI が共に働くチームイトの一員となり、生産性の新たな境地を切り開き、イノベーションを推進し、結果を出す未来を構想しています。Asana の AI 機能は、AI を活用して労働力を強化するという当社のビジョンを実現し、未来の仕事の可能性を再構築し、サイバーセキュリティパートナーとしての当社の地位を強める可能性を秘めています」
Anthropic のプロダクトマネージャー、Dianne Penn 氏は次のように述べています。「Anthropic では、信頼できる AI が開発され、責任を持って使用されることで、働き手に力を与え、人間の能力を高め、社会全体の利益につながる未来を構想しています。人間と AI の間の透明性、信頼性、コラボレーションを重視することで、人間に取って代わるのではなく人間の能力を強化する、支援的なチームメイトとして機能するシステムを構築できます。生産性、創造性、可能性の新たな領域を開拓するチャンスが今ここにあります。最終的には、最先端の技術と人間の創造力の融合により、誰もが新たな高みに到達する未来を築くことができるでしょう」
1年前に生成 AI ソリューションをローンチして以来、Asana は Anthropic や OpenAI などの主要な AI ラボの最先端モデルを基盤に、AI ロードマップの実現を続けています。現代の重要な課題や機会など、企業における AI の使用について詳しくは、Asana の 2024年版「職場における AI の現在地」レポート (https://asana.com/state-of-ai-2024) をお読みください。
Asana の AI チームメイト機能は、一部の企業ユーザーを対象としたベータテストを行っています。詳しくは、Asana のワークイノベーションサミットサンフランシスコで発表される予定です。
Asana について
No.1 AI ワークマネジメントプラットフォームの Asana は、仕事と目標がつながる場所です。Amazon、Accenture、スズキをはじめとした 15 万社を超える顧客が、目標の設定や追跡からキャパシティ計画、製品リリースまで、あらゆる仕事を Asana を使って管理、自動化しています。詳しくは asana.com をご覧ください。
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