「データは誰にとっても理解や活用が簡単で、それはひとつのシンプルなインターフェースで完結されるべき。」
株式会社Queue(本社:東京都渋谷区、代表:柴田直人、以下「当社」)は、データ管理のためのノーコードツール「Morph」のパブリックベータ版を公開したことをお知らせします。
社会全体のDXが進む中、ビジネス現場で取り扱うデータ量が爆発的に増えている一方、それを扱えるエンジニア人材の供給・確保が不足している状況が続いています。
Morphを導入することで、ビジネスデータの管理をビジネスパーソンであっても直感的かつ安全に運用することができます。
- Morphの開発の背景
当社は、2016年の創業以来、ソフトウェア開発企業として、さまざまなクライアントのソフトウェアの開発をサポートしてまいりました。
その中で、ビジネスの現場においては「データの活用」にこそ、根深い課題が潜んでいることに気づきました。
課題1: データを活用したい時、エンジニア人材が必須であること
管理上の理由などでデータは非常に扱いが難しいため、知識のあるエンジニアに抽出や専用システムの構築を依頼するしかない状況に置かれています。またこの課題は、ビジネスにおいて活用可能なデータの量が増えるに従って悪化をしていきます。
課題2: データベースの導入コストが大きすぎること
ビジネスの現場において、それなりの大きさのデータを管理しようとするとデータベースの構築が必要になります。その選定や構築には高度な知識が必要になるため、多くの場合は利用部署のみでは完結がされず、社内外のエンジニアに相談をしてデータベースの選定・構築を依頼することになります。
これらの長年の課題を、近年登場した「サーバーレス・データベース」と「LLM (大規模言語モデル)」を組み合わせることで解決できるのではないかと着想したことが本プロダクトの開発につながりました。
- Morphとは?
Morphは、データ管理のためのノーコードツールです。非開発者の方であっても、自由にデータやデータベースの管理と運用が可能になります。
日本語版:https://www.morphdb.io/jp
英語版:https://www.morphdb.io/
プログラミングの知識なしで、次のようなことが可能です。
- 新規のデータベースの作成
- 既存のデータベースの取り込み (MySQL, PostgresSQL)
- CSV・エクセルファイル等のインポート
- レコードの表示・管理・共同編集
- データベースを操作するAPIの作成 (詳細はAPI Documentをご覧ください)
- データの集計・分析・可視化
「サーバーレス・データベース」「LLM (大規模言語モデル)」の二つのテクノロジーが、どのようにしてこれらの機能を実現してるかについては、こちらの記事を参照ください。https://note.com/morph_db/n/n532168241ff8
- Morphの機能
① データベース機能 (ソース機能)
クラウドホストのPostgres SQLをビルトインのデータベースとして提供しています。シンプルで直感的な操作が可能でありながら、Postgres SQLのリッチな機能を利用することができます。
② ビュー機能
データベース (ソース) に対してテーブル形式やカンバン形式のビューを作成することができます。
③ ChatGPTを活用したノートブック機能
LLM (ChatGPT) を内部に統合しており、集計やチャートの作成などのデータに対する操作を、自然言語で命令することができます。提供された機能を使うしかない通常のBIツールとは異なり、AIが命令を解釈してコードを実行するため、無限大の自由度を備えています。
④ インポート機能
CSV・エクセルファイルのインポートに加えて、各種サービスからのデータインポート機能を備えています。現時点で、Notion・Airtable・HubSpotのSaaSとMySQL・Postgres SQLのインポートが可能です。
⑤ 権限管理
Morph上のデータベースでは、テーブル・フィールド単位でユーザーのアクセス権限を管理できます。
- Morphのユースケース
Morphはデータの扱い一般を簡単で直感的にするツールであるため、自由度が高く、用途は多岐にわたりますが、これまでに以下のような用途で活用されています。
・各種SaaSのデータを統合して分析するためのダッシュボードとして
・CRMソフト上だけでは完結しないデータ分析を実行するためのBIツールとして
・データウェアハウスのデータを加工して、BIツールに接続するためのデータマートとして
・エクセルやスプレッドシートでは管理しきれなくなった規模のデータの移行先として
・AI機能を活用してデータクレンジングを実行するためのマスターデータストアとして
・サーバーサイドエンジニアとビジネス職担当者が共同作業するためのデータベースクライアントとして
- Morphのビジョンと今後のロードマップ
Morphは「データは誰にとっても理解や活用が簡単で、それはひとつのシンプルなインターフェースで完結されるべき。」というビジョンの下、「オールインワン・データスタジオ」(スタジオ = 共同作業するための工房) というコンセプトの実現を目指して開発されています。
同様の成果をすでに達成している先駆者としては、NotionやFigmaが挙げられます。
Notionがドキュメントの領域で実現したこと、Figmaがデザインの領域で実現したことを、今度はデータの領域で実現しようとしています。
現時点ではベータ版であるため、今後も活発なアップデートを予定しています。
今後一ヶ月程度でリリース予定の機能としては、次のようなものがあります。
- 外部サービスインポートの対応拡充
- データクレンジング機能
- データ収集機能
- ノートブック機能の強化
- Morph 各種URL
Morph日本語版: https://www.morphdb.io/jp
Morph英語版: https://www.morphdb.io/
note: https://note.com/morph_db
Medium: https://medium.com/morph-blog
Discord: https://discord.com/invite/8ZcSbDrN6e
LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/morphdbhq/
X (旧Twitter): https://twitter.com/morphdbHQ
- 会社概要
会社名:株式会社Queue
URL:https://queue-inc.com
事業内容:ソフトウェアサービス・独自技術の開発、「SUNRYSE」「Morph」「remonade」の開発運営等
所在地:東京都渋谷区渋谷1丁目22-10 4F
代表者名:柴田直人
設立:2016年11月
お問い合わせ先:contact@queue-inc.com
- 本リリースに関するお問い合わせ先
担当:坂田駿介、古川絵理
連絡先:contact@queue-inc.com
電話番号:03-6407-9982
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