2025年10月02日にAnthropicは生成AI「Claude」をSlackと深く連携させる新機能を発表した。Slack上で直接Claudeを呼び出す方法と、Claude側からSlackメッセージやファイルを検索・参照する“コネクタ”の二方式を提供し、下書き作成、会議準備、ドキュメント分析など日常業務の文脈に即した支援を実現します。
背景として、Slackは業務データと会話が集中するハブであり、AIによる文脈理解の需要が高まっている。SlackのCPO Rob Seaman氏は「全ての企業は、人とAIエージェントが協働する“エージェンティック・エンタープライズ”へ向かっている」と述べ、今回の統合がその流れを加速すると強調した。
詳細は次の通り。①DMで@Claudeに私信、②各チャンネル上部のAIアシスタントパネルから起動、③スレッドで@Claudeをメンションして下書きを非公開で受け取り、確認後に投稿できる。Claudeはユーザーが閲覧権限を持つ公開/非公開チャンネルやDM、共有ファイルのみを検索対象とし、Slackの既存ポリシーと権限制御を尊重する。
導入条件は、Slackの有料プランでワークスペース管理者がSlackマーケットプレイスからClaudeアプリを承認すること。さらにClaude側の「Slackコネクタ」はTeam/Enterpriseプランで管理者の有効化後、各ユーザーが設定から接続できる。
引用