Perplexity、Email Assistant公開

2025 年09月23日にPerplexity は、最上位の「Max」プラン(月額200ドル)向けに、メール業務を自動化する「Email Assistant」を公開した。Gmail/Outlook と連携し、返信の下書き生成、会議設定の支援、受信箱の整理・優先度付けを行う。提供は順次開始され、対象ユーザーは即日導入できる。

業務メールの往復は生産性のボトルネックになりやすい。検索・要約に強みを持つ同社が、個人アシスタント領域へ機能を拡張し、プロフェッショナル用途に最適化した有償機能として位置付けた格好だ。

主な機能は、スレッドの文脈を踏まえた返信案の自動生成(書きぶりへの追従)、候補日時の提示から招集までの会議設定支援、ラベル付与や優先度整理などの受信箱管理。Gmail/Outlook の権限範囲で実行し、送信前の人手レビューを前提にした運用にも対応する。導入は Max プランの設定画面から OAuth 連携を行い、必要な権限を付与するだけで開始できる。

影響としては、営業・採用・カスタマーサポートなど高頻度コミュニケーションの応答時間短縮と品質平準化が見込まれる。一方で、企業導入ではアクセス権限の最小化、送信前承認や監査ログの整備、誤送信防止策、個人情報の取り扱い基準の明確化が不可欠だ。

まずは Max 向けの先行提供で実運用のデータを蓄積し、対応クライアントやカレンダー連携の拡充、テンプレート最適化や多言語化が進む可能性が高い。メール自動化は “実験段階” から “実装段階” へと一段進んだと言える。

引用

A Personal Assistant for Your Inbox

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