ローカル環境で大規模言語モデル(LLM)を実行できるAIアプリ「LM Studio」を開発する米Element Labsは、7月8日付で業務・商用利用に関するライセンス条項を大幅に改定し、企業や組織での利用も含めて完全無料で提供すると公式に発表した。
これにより、従来必要だった商用ライセンス契約や申請手続きが不要となり、個人・業務の区別なく、誰もが即座にLM Studioを社内外の業務現場で利用できるようになる。
改定後の利用規約では「個人利用、内部業務利用を問わず、LM Studioアプリを無料で利用可能」と明記。
これにより企業ユーザーは申請や連絡なしに導入・評価・実運用が可能となる。
一方で、チームでのプリセット・設定の共有やアクセス制御、SSO対応など、より高度な運用管理機能を求める場合には、引き続き有償のEnterpriseプランや今後リリース予定のTeamsプランが用意される。
Element Labsは「今後も無料版とエンタープライズ向け有償プランの両輪でビジネス展開を進める」としている。
引用