- GitLab Duoコード提案とChatをPremiumおよびUltimateの全ユーザーに提供し、デベロッパーの効率性向上を支援
- コアとなるDevSecOpsワークフローを加速し、より迅速かつ安全なソフトウェアデリバリーパイプラインを実現
- リスク低減と規制準拠を支援する機能を追加し、セキュリティ機能とコンプライアンス機能を拡張
最も包括的かつインテリジェントなエンタープライズDevSecOpsプラットフォームでソフトウェアイノベーションを実現するGitLab(本社:米サンフランシスコ、読み方:ギットラボ、NASDAQ:GTLB)は、GitLab 18.0のリリースを発表しました。GitLab 18.0では、プラットフォームにネイティブ統合されたAI機能、セキュリティ、コンプライアンスおよびコアDevOps全体のワークフローに関連する主要な新機能が追加されました。これらはすでに提供が開始されており、年内にはさらなる機能強化が予定されています。さらに、GitLab Premiumのユーザーは、GitLab Ultimateにアップグレードすることなく、GitLab Duo Enterpriseを購入できるようになりました。
GitLab DuoでAIネイティブのデベロッパーエクスペリエンスを加速
GitLab 18.0は、プラットフォーム全体にこれまで以上にAIを統合することで、デベロッパーのワークフローを変革します。GitLab PremiumおよびUltimateのユーザーは、AI搭載のコード提案によるリアルタイムのコード補完やコード生成を利用できます。また、Chatを用いて、コードの説明、コードリファクタリング、テスト生成、コード修正を即座に実行することもできます。これらは、任意のソースコードエディタまたは統合開発環境(IDE)内で追加料金なしで利用できます。
これらのAIネイティブ機能は、GitLab Premiumの強力な基盤をさらに強化し、拡大する組織外部のツールやライセンス、ガバナンスを必要とせずに、安全なソースコード管理、高度なCI/CD、そして優れたデベロッパーエクスペリエンスの提供を支援します。
さらに、ユーザーからの要望に応え、GitLab Premiumのユーザー向けに、GitLab UltimateにアップグレードすることなくGitLab Duo Enterpriseをアドオンとして購入できるようになりました。GitLab Duo Enterpriseには、開発ライフサイクル全体にわたる高度なチームコラボレーション機能と、コンテキスト認識型のAI機能が含まれています。
GitLab 18.0におけるコアプラットフォーム機能の強化
GitLab 18.0は、プラットフォーム機能を大幅に強化し、コアDevSecOpsワークフローを拡張します。これには、アーティファクト管理の一元化、CI/CDパイプラインの最適化によるスピードとセキュリティの向上、さらに統合プラットフォームによる機能横断型チームの支援を含みます。
- 組み込みのアーティファクト管理:アーティファクト、パッケージ、コンテナなどの管理にネイティブのGitLabソリューションを提供し、Maven向けの新しい仮想レジストリや、変更不可のタグ管理を含む、単一プラットフォームでのツール統合を強化します。
- 強化されたCI/CD:構造化されたインプットと高度なモジュール型パイプライン管理を可能にし、アーティファクトの処理と変更検出を効率化します。これにより、親子パイプラインをより安全に構成し、パイプラインの実行を最適化できます。
- GitLabクエリ言語:GitLabプラットフォーム内のあらゆる場所でコンテンツの検索、絞り込み、埋め込みを行えます。これにより、チームをまたいだ効果的なコラボレーション、レポート作成、プロジェクト管理が可能になります。
また、GitLab 18.0の機能強化には、組み込みのセキュリティ機能とコンプライアンス機能の強化が含まれ、ユーザーのセキュリティリスクに対する包括的な可視性と制御を実現します。
- カスタムコンプライアンスフレームワーク:SOC 2、ISO 27001、およびCISベンチマークに対応したコントロール機能を標準搭載しています。また、カスタムコンプライアンスコントロールを定義、実装、および適用する機能も備えています。
- 依存関係の到達可能性分析:検出精度をさらに高め、誤検出によるアラートを軽減し、攻撃者が悪用する標的となるコードに注力できます。
- 高度な静的アプリケーションセキュリティテスト(SAST)のカスタムロジック:組織のライブラリ、技術スタック、またはセキュリティ要件に応じてSAST検出ロジックを調整します。追加のコンテキストを組み込むことで、誤検出や未検出を効果的に防止できます。
- 脆弱性ダッシュボード:組織のセキュリティ対策状況に関するインサイトを提供します。また、組織全体およびアプリケーション固有のビュー、堅牢なフィルタリング機能、レポート機能を使用してトレンドを追跡できます。これらを通じて、重要な問題を正確に特定できます。
- FIDOパスキー対応:生体認証、デバイスPIN、YubiKeyを使用して、より安全かつ簡単にログインできるようになります。
- セキュリティポリシー影響評価:セキュリティポリシーに関する意思決定に役立つ関連情報を提供します。また、マージリクエストをブロックせずに、デベロッパーが要件を理解できるようにする「警告モード」を備えています。
GitLab 18.0のリリースによってGitLab PremiumおよびUltimateで利用できるようになったAIネイティブ機能の詳細については、こちらから確認できます。
関係者からのコメント
- Ignite by FORVIA HELLA 最高技術責任者 フェリックス・コルトマン(Felix Kortmann)氏
「私たちGitLabユーザーにとって、GitLab Duoのインテリジェントなコード提案は、デベロッパーの日常業務を支える資産となっています。チャット機能と組み合わせることで、即時のフィードバックとイテレーションが可能になり、開発サイクルの高速化とコードベースのセキュリティ強化に役立っています。ワークフローにシームレスに組み込める強力な機能です。」
- McKenzie Intelligence Services CTO(最高技術責任者) アンドレイ・ニタ(Andrei Nita)氏
「分散したツールチェーンへの依存を排除し、分断されたソリューションによるコストを削減し、私たちのワークフローを効率化する上で、GitLabはすでに重要な役割を果たしています。GitLab PremiumにGitLab Duoを追加することで、さらなる効率化とコスト削減が期待できます。日常的なコーディング作業にかかる時間が削減されるため、デベロッパーは真のビジネス価値を生み出す複雑な課題に、より多くの時間を費やせるようになります。」
- GitLab CPO(最高製品責任者) デイビッド・デサント(David DeSanto)
「最近のAIポイントソリューションは分散しており、開発チームに余計な複雑さをもたらしています。GitLab Duoコード提案とChatの主要機能をGitLab DevSecOpsプラットフォームにネイティブ統合することで、外部のツールやライセンス、ガバナンス構造が不要になります。この統合型アプローチにより、チームはセキュリティおよびコンプライアンス基準を維持しながら、ワークフローの加速と生産性向上を実現できます。」
GitLabについて
GitLabは、ソフトウェアイノベーションのための最も包括的かつインテリジェントなDevSecOpsプラットフォームです。GitLabを導入することで、組織はデベロッパーの生産性を高め、運用効率を向上させるとともに、セキュリティとコンプライアンスのリスクを低減し、デジタルトランスフォーメーションを加速できます。5,000万人以上の登録ユーザーとFortune 100の50%以上の企業が、より高品質で安全性の高いソフトウェアを迅速にリリースするGitLabに信頼を置いています。
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