誰でもアニメ動画が作れる!日本発AIツール「Animon.ai」を実際に使ってみた

目次

概要

Animon.aiは、東京に本拠を置くAnimon株式会社(旧CreateAI/TuSimple傘下)が2025年4月に正式リリースした、世界初のアニメ特化AI動画生成プラットフォームです。
従来の生成AIサービスでは難しかったアニメ調の滑らかな動画を、誰でもテキストや画像から簡単に自動生成できます。開発元のAnimonは日本のアニメーターやCGクリエイターとの協業体制を強みとしており、VTuberや漫画家、ゲームクリエイターなど幅広いユーザー層のニーズに対応する設計が特徴です。

Animon.aiの主な特徴と機能

Animon.aiの主な特徴は、何よりアニメーションに特化した品質と表現力にあります。

  • アニメならではの作画再現性:日本の商業アニメ制作現場のノウハウを導入し、劇画調やライトノベル風など多様なテイストに対応。
  • 静止画・テキストから生成:1枚絵から“アニメ的な動き”や光の演出が自動で付与され、イメージ通りのショートムービーが簡単に完成。
  • 無制限生成(サブスク&無料プラン):トークン課金不要、個人利用なら無料で回数制限なくAI動画を生成可能。
  • サーバー上で即生成:アップロードした画像やプロンプト文に応じて数分で自動アニメ化。クラウド上に保存されダウンロードも簡単。
  • 商用対応&高解像度出力(有料プラン):ウォーターマークなし・1080p出力・大量処理などは上位プランでサポート。

このほか、将来的には音声合成・キャラクター配置・BGM自動生成などの拡張も予定されています。

Animon.aiの料金

Animon.aiは、用途や目的に応じて複数の料金プランを提供しています(公式情報に基づく)。

  • Freeプラン(無料):
    • 480p動画、ウォーターマークあり
    • ストレージ5GB
    • 動画生成回数無制限
  • Fansプラン(9.9ドル月額約1,500円):
    • 480p動画、ウォーターマークなし
    • ストレージ50GB
    • 優先キュー、2件同時処理
  • Studioプラン(まもなく登場):
    • 1080p動画、ウォーターマークなし
    • ストレージ500GB
    • 商用利用・大量処理向け

(出典:公式サイト https://animon.ai/、プレスリリース

Animon.aiの利用方法

利用開始手順

公式サイトで会員登録(Googleアカウントも可)

公式サイトから「登録」するを選択し、メールアドレスまたはGoogleアカウントでサインアップできます。

画像生成

「生成したい画像の内容を入力してください」と表示される入力欄に、キャラクターや背景、動きなどのイメージをテキストで指示します。

今回は以下のプロンプトを使用しました。

プロンプト:
田園風景で風になびく麦わら帽子の少女

少し待つと、画像が生成されます。

出力結果:

動画生成

ドラッグ&ドロップまたは「マイ作品管理からアップロード」ボタンで画像を追加してください 。
また画像の下部にある入力欄に、動画にしたい動作や演出を記述します。

プロンプト:
麦わら帽子を片手で押さえ、少女が軽くジャンプし着地後にスカートがふわっと広がる。

出力結果:

出力結果については、表情のディテールにやや不自然な部分が見られたものの、全体としては想像以上に高い精度で描写されていました。
特に背景や光の表現、キャラクターの髪や衣服の揺れなどは非常にリアルで、アニメ調AI動画生成の進化を実感できました

今度は別パターンのプロンプトも試してみました。

プロンプト:
少女が花冠を頭に乗せ、満面の笑み。

風や髪の動き、笑顔の雰囲気が自然に表現されていますね。

おわりに

Animon.aiは、日本発のアニメ特化型AI動画生成プラットフォームとして、従来のAIサービスでは難しかった滑らかなアニメーション表現を手軽に実現できる点が大きな魅力です。
実際に試してみて、細部のディテールや表情にまだ改善の余地はあるものの、背景や動き、光の演出など全体的な完成度の高さに驚かされました。
無料プランから気軽に始められるのも嬉しいですね。
興味のある方は、ぜひ一度Animon.aiを試してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

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