kintone(キントーン)とは？
kintoneはサイボウズ株式会社が提供するノーコードで業務アプリが簡単に作成できるSoftware as a Serviceです。
ユーザーはkintoneを利用することで様々な業務アプリをプログラミング知識なしで作成できます。
Kintoneひとつで顧客管理(CRM)、案件管理、物品購入申請、経費申請、日報、タスク管理など様々なアプリを作成できます。
kintoneの代表的な機能
以下kintoneの代表的な機能を紹介します。
アプリ作成
kintonでは業務アプリをドラッグ＆ドロップで簡単に作成できるほか、各業務・業種に合わせた豊富なテンプレートを用意してあり業務担当者が素早くアプリを作成・利用することができます。
他にもKintoneでは以下の方法でアプリが作成可能です。
- Excelから読み込んで作成
- CSVを読み込んで作成
- テンプレートファイルを読み込んで作成
また作成したアプリはアクセス権の設定が細かく可能で、アプリ単位でのユーザーのアクセス制限の他レコードやフィールド単位でのアクセス権の設定も可能で個人情報や機密情報の項目を特定のユーザーでのみ設定することが可能です・
プロセス管理
kintoneでは備品の購入や経費の申請、作業タスクの管理に利用できるプロセス管理機能が利用できます。
プロセス管理を利用すると申請の承認や稟議の決済を管理できます。
各種アクションはkintoneを通じて通知される他、kintoneを利用できる環境からならどこでも申請・承認できるので場所・環境問わず利用できます。
コミュニケーション機能
kintoneではスペースと呼ぶコミュニケーション機能が利用できます。
スペースでは事業部やプロジェクト毎に参加者を分けて情報共有やコミュニケーションを円滑に進めることが可能です。
またテーマ毎にスレッドを作成できる掲示板のような機能もあり、自由な意見交換の場として利用できます。
その他にも、業務委託者や取引先などの社外ユーザーを招待できるゲストスペース機能もあり社内のコミュニケーションを全てを一括で管理できます。
ピープル機能
kintoneでは個人のアイデアや考えを投稿できる、社内のSNSような機能のピープル機能が利用できます。
ピープル機能を積極的に活用することで、社内のコミュニケーションを円滑にすることが期待できます。
データ集計・グラフ化
kintoneでは各種入力したデータをグラフ化することができます。
また作成したグラフの設定は保存しアプリからいつでも設定を呼び出せます。
kintoneでは以下のグラフの種類を選べるほか自動で最適なグラフを選んでくれるおすすめ機能を利用できます。
- 横棒グラフ
- 縦棒グラフ
- 円グラフ
- 折れ線グラフ
- クロス集計表
- 表
- 面グラフ
- 曲線グラフ
- 曲線面グラフ
プラグイン・カスタマイズ
kintoneでは経理管理や電子契約、MAツールなどのさまざまな各種システムとの連携やkintoneの標準機能では対応できない様々な機能を利用できるプラグインを利用できます。
kintoneのプラグインを使うことでkintone上から各種帳票を自動出力したり、予約機能実装したりとkintoneの機能を大幅に拡張できます。
またkintoneではアプリケーション間の連携に利用されるAPIと呼ばれる機能を開発者向けに公開しており、標準機能やプラグインで利用できない機能もプログラミングスキルがあれば実装することができます。
おわりに
kintoneは、多様なビジネスニーズに応える柔軟なプラットフォームとして、企業の業務効率化に大きく貢献しています。
ノーコードで直感的にアプリを作成できることから、プログラミングの専門知識がないユーザーでも容易に業務プロセスをデジタル化できる点が大きな魅力です。
kintoneの機能は単なるデータ管理に留まらず、プロセス管理、コミュニケーションの促進、データの可視化といった幅広いニーズに応えています。また、プラグインやAPIを利用したカスタマイズにより、企業の具体的な要求に合わせた細かな調整が可能です。
このようにkintoneは、業務の効率化だけでなく、社内コミュニケーションの活性化、意思決定の迅速化、そして業務プロセスの透明化までを実現できます。
