~ AI×動画の力で、セールス&サポート業務を大幅に効率化 ~
株式会社フレイ・スリー(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:石田 貢)は、昨年発表した「1ROLL AIエージェント」をさらに進化させ、Salesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」と連携した新サービス「1ROLL for Agentforce」の提供を開始いたします。本サービスは株式会社フレイ・スリーが提供するアプリケーションとして、Salesforce AppExchange(https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=422a4ee8-bb71-4fc0-8510-f12d0eff0519)上からご利用いただけます。

本アプリは、国内でも早期の段階でAgentforce連携の承認を受けたアプリケーションの一つであり、企業が既に保有する動画やドキュメントを最大限に活かし、24時間365日の自律型AI応対を実現することで、営業とカスタマーサポートの両面でイノベーションを起こし、日本企業の労働生産性を大幅に引き上げるソリューションを提案します。
日本の労働生産性は、OECD加盟38カ国中29位*1と主要先進国の中でも低水準であり、製造業・サービス業を問わず専門人材不足や長時間労働、IT投資不足などが原因で生産性向上が進みにくい状況です。そのような中で「1ROLL for Agentforce」がもたらすAI×動画活用は、業務効率を抜本的に改善し、企業競争力を強化します。
日本の労働生産性と課題背景
- OECD諸国で下位水準日本の時間当たり労働生産性はOECD38カ国中29位。日米比較では米国の約3分の2にとどまる。
- 構造的問題と投資不足長時間労働やIT投資・設備投資の遅れが生産性向上を阻害し、企業の競争力が低下している。業務プロセス改善は一定進んでいるが、顧客体験へのデジタル投資はまだ少ない。
- 営業・サポート現場の属人的業務顧客対応が担当者任せでデータ活用が不十分。外部委託もコストが高い割に成果が伴わない。
こうした課題を打破するため、SalesforceなどのCRMに蓄積されたデータと動画を組み合わせ、高度なAIエージェントで顧客対応を自動化する動きが国内外で注目を集めています。
「1ROLL for Agentforce」の特徴とイノベーション
(1)自律型AIエージェント × 動画ナレッジ
- Agentforce:Salesforceの自律型AI従来のチャットボットや生成AIを超え、問い合わせ対応や業務タスクを自律的に実行。Salesforce上の顧客データと連携し、最適化された回答を提示。
- 1ROLL:動画ナレッジ最適化技術ワンクリックで動画をAI検索対象化し、自動要約・レコメンド機能で顧客への応対を最適化。「テキストだけでは伝わりづらい内容」を直感的に解説。
- メリット視覚情報を活用し、24時間365日の高精度応対を実現。問い合わせ対応時間を30~50%削減(当社シミュレーションに基づく見込み)、顧客満足度を向上。
(2) 高精度なAI運用を支える“データ品質”&動画の圧倒的情報量
- データ品質向上で学習サイクルを最適化「いつ・誰が・どのように視聴したか」などの詳細データをSalesforceに自動格納。Agentforceの精度向上と、担当者が動く最適タイミングを可視化。
- 1分の動画は3,600ページ相当の情報量*2動画はテキストより6万倍速く処理されるとされ*3、理解度向上とサポート時間短縮を両立。
- 学習が進むほど提案精度が上がる好循環高品質データの蓄積 → AIが的確に回答・提案 → データ精緻化 → さらなるDX推進。
(3) 営業効率アップ&サポート現場の生産性向上
- 営業活動の効率化と売上拡大
- 「この取引先の課題は?」とSalesforce上で尋ねるだけでAIが最適な動画を提案し、ワンクリックで送付可能。
- アポイント獲得率2倍、商談化率2倍などの顧客実績が報告されている。
- サポートの自動化とコスト削減
- チャットボット経由の問い合わせに対して、Agentforceが動画を提示し、人的対応時間を1回30分~1時間短縮(実績値)。
- B2B SaaSオンボーディングやトラブルシューティングで顕著な効果。
- 業界別のユースケース(当社試算に基づく想定値)
- 金融:チャットボットと動画説明の導入で、対応時間30%削減・契約率+15%
- 製造:専門的な問い合わせ対応を平均25分短縮・顧客満足度+25%
- IT:営業準備時間を50%削減。新人トレーニング期間-2週間・提案スピードUP
他のAIエージェントや動画サービスとの違い
- 自律型AI×動画最適化の専門性テキストだけでは補えない直感的理解を支援し、“専門AIエージェント”として高品質な応対を実現。
- Salesforceネイティブ連携&高いセキュリティ外部ツール不要で、顧客データ+動画視聴データを有機的に結び、ROIを最大化。
- 経営層と現場を巻き込む“伴走支援”フレイ・スリーのカスタマーサクセスチームおよびSalesforce導入パートナーと協業し、IT投資とビジネス目標をつなげたDXを推進。
日本企業の生産性向上へのインパクト
- 長時間労働や属人的業務の是正AIが事務作業・提案資料作成・問い合わせ対応を自動化し、高付加価値業務に集中できる環境を整備。
- 投資不足・IT化の遅れを解消既存の動画・ドキュメント資産をフル活用し、最小限の追加投資でデジタルシフトを加速。
- イノベーション創出と強い組織形成AIと人が協働する好循環で、新製品開発やサービス強化にもリソースを注力。経営層から現場まで巻き込み、生産性と顧客満足度を両立。
導入ステップ
- ヒアリング&要件定義業務フロー、動画・ドキュメント資産の棚卸し、経営層・現場間の課題整理
- 1ROLLプラットフォーム活用と連携設定既存動画を整備し、社内承認済みコンテンツのみAgentforceが参照する安全運用を実現
- PDCAサイクルで継続改善Salesforceで視聴データや問い合わせ状況を可視化し、学習精度・運用効率を高める
発表に対するコメント
株式会社フレイ・スリー 代表取締役CEO 石田 貢のコメント
「このたび、『1ROLL for Agentforce』をSalesforce AppExchange上で提供開始できることを大変嬉しく思います。日本企業が抱える労働生産性の課題に対し、AIと動画の力で具体的な解決策を提供するのが我々の使命です。Agentforceとの連携により、これまで属人的だった営業やサポート業務を自動化・高度化し、一社でも多くのお客様がDXを推進できるよう支援してまいります。」
お客様の声
「『1ROLL』の導入により、リソースが逼迫していた顧客対応シーンでも、問い合わせ対応時間を1回あたり30分~1時間短縮でき、対応リソースに余裕が生まれました。 今回リリースされた『1ROLL for Agentforce』を活用することで、問い合わせ対応のさらなる自動化や、お客様自身による解決時間の短縮、個々の状況に応じたパーソナライズ提案が可能となり、より高いレベルの顧客体験を提供できると期待しています。動画とAIを組み合わせた新たな顧客体験が、大きな競合優位につながると確信しています。」
Salesforceのコメント
株式会社セールスフォース・ジャパン 専務執行役員 アライアンス事業統括本部 統括本部長 浦野敦資は、次のように述べています。「『1ROLL for Agentforce』がAppExchangeに加わり、AI×動画ソリューションの選択肢が拡充されることを歓迎いたします。専門的な動画ナレッジとAgentforceの自律型AIエージェントが組み合わさることで、お客様のビジネストランスフォーメーションをさらに加速させると確信しています。」
今後の展望
フレイ・スリーは「1ROLL for Agentforce」を通じ、データ連携と動画×AI活用における専門性を強みに、業界を問わず多様な企業の営業・サポートDXを支援してまいります。日本が得意とする“ものづくり”や高品質サービスを世界に展開する上で欠かせない生産性向上を、AIエージェントが“友人・パートナー”として後押しし、企業の競争力強化に貢献いたします。
Salesforce、AppExchangeなどはsalesforce.com, inc.の商標です。
Salesforce AppExchangeについて
Salesforce AppExchangeは世界をリードするエンタープライズクラウドマーケットプレイスで、企業、開発者、起業家がまったく新しい方法で構築、販売、成長できるよう支援します。7,000件以上のパートナーアプリケーションや認定コンサルタントの登録、1,100万件の顧客導入、117,000件のピアレビューを有するAppExchangeは、業界や規模に関わらずビジネス上のあらゆる課題を解決するために、すぐにインストールし、カスタマイズ可能なアプリケーションやSalesforce認定コンサルタントとお客様を結びつけます。
株式会社フレイ・スリーについて
フレイ・スリーは、『想像力を活かして、世界中に喜びがあふれるようにする』というミッションを掲げ、アジアNo1の動画AIソフトウェア企業を目指しています。日本企業が抱える労働生産性の低下や量的アプローチの常態化といった課題に対し、企業のDX推進を支援する動画AIソリューションを提供しています。独自の動画生成および解析技術とAIプラットフォームを活用し、顧客との接点を最適化することで企業の生産性と成長を後押しします。
*1 公益財団法人 日本生産性本部「労働生産性の国際比較 2024」
*2 Forrester ResearchのJames McQuivey博士
*3 Liraz Margalit, “Video vs Text: The Brain Perspective,”
引用
