競合記事の自動分析や文書チェック機能で、作業時間を約46%削減。ABEJA社と共同開発。誤情報の検知や代替文章の作成機能もあり、Webメディア記事の信頼性向上に寄与
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明、以下「マイナビ」)は、新たに『ツクレルSEO(ツクレルエスイーオー)』(https://seo.tsukrel.jp/)の提供を2024年9月25日(水)より開始します。本サービスは、マイナビが約20年にわたってWEBコンテンツメディアを運営してきた知見を活かし、生成AIを活用してSEO記事を生成できるツールです。株式会社ABEJA(本社:東京都港区、代表取締役CEO:岡田 陽介、以下「ABEJA」)との共同開発により実現され、Webメディア業界の信頼性向上と記事制作業務の効率化を目指し、新たな価値を提供します。
- サービス開始の背景
インターネット上には多くの情報があり、本当に必要な情報が届きにくくなっています。総務省の調査では、生活者のインターネットメディアに対しての信頼度は年々低下しており※1、Webメディア業界には正しい情報提供が求められています。
一方で、Webメディア業界では、限られた人員の中で記事の分析や企画に時間を投資することよりも、ユーザーの訪問回数やセッション数からの収益の獲得が優先されており短期間で多くの記事を出すことが重要とされています。
こうした中、マイナビは『マイナビニュース』などのWEBコンテンツメディアを約20年にわたり運営してきた知見を活かし、課題解決の糸口となるよう、ABEJAと共同で『ツクレルSEO』を開発しました。
シンプルなレイアウトのため、誰でも同じ品質で作業が可能で、法人専用サービスとして、主に制作会社、自社オウンドメディアを運営する担当者向けに提供いたします。
本サービスを通じて、記事制作の労働力を補い、Webメディア業界信頼性の向上に貢献することを目指します。
※1 総務省「第1部 特集 進化するデジタル経済とその先にあるSociety 5.0 第4節 デジタル経済の中でのコミュニケーションとメディア(2)各種のメディアに対する信頼の状況」
- 『ツクレルSEO』の概要
マイナビが実施した社内検証では、『ツクレルSEO』を業務プロセスに組み込むことで、記事制作時間を約46%削減することに成功しています。今まで人力でやっていた記事作成の複数のステップを、本サービスではワンクリックで実行でき、記事制作時間や外注コストの軽減を図ります。また、誤情報を検知する機能を搭載することで、記事内容の品質向上を実現します。
<本ツールの主な機能>
・SEO記事作成支援機能
制作者が指定したキーワードからターゲットや競合他社の記事を自動分析し、見出しや本文を作成する機能です。これにより、記事制作の初期段階から記事の骨組みができ、効率的に作業を進めることが可能となり、記事制作者の負担を大幅に軽減します。
・本文チェック機能
競合他社の記事から摘出された文章でないか、作成した本文に誤った情報がないかを判断するファクトチェック機能を搭載しています。誤情報が検出された場合には、差し替え文章まで自動提案し、記事の信頼性を高めることができます。
・リライト支援機能
掲載したのちには、文章の追加や書き換えを行い、より良いコンテンツへとブラッシュアップしていくリライト作業が必須です。既存記事の順位モニタリング機能や、独自ロジックで計算した流入数を表示し、リライトすべき記事を可視化します。さらに、自動で修正内容の提案やリライトを行うことができ、記事の更新作業を効率化します。
- ABEJAについて
ABEJAは早期より顧客企業にLLMサービスを提供しており、本年2月に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募した「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ポスト5G情報通信システムの開発」に採択されるなど、LLMの研究開発および実装に、業界内外から高い評価を受けています。
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