【Power Automate入門】Microsoft Formsとkintoneを連携してアンケート結果を自動登録する方法【第8回】

今回はkintoneとMicrosoft Form連携させる方法を紹介します。

Microsoft Formsやkintoneについてはこちらの記事から

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目次

環境

  • kintone
  • Microsoft Forms
  • Power Automate(クラウドフロー)

MicrosoftFormsの設定

今回は次の記事で作成した架空の顧客アンケートを利用します。

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Microsoft Formsの設定は以下のようにしています。

設定例:

Kintoneの設定

次にKintoneの設定をしていきます。

MicrosoftFormの内容を入れるアプリを作成します。
項目は以下のようになります。

カテゴリーフィールド名フィールドコード名備考
文字列(1行)性別gender
文字列(1行)年齢層age
数値製品またはサービスの品質評価service
数値顧客サポートcustomersupport
文字列(1行)再購入意向repurchaseintention
数値おすすめ度recommendation

PowerAutomateの設定

次にPowerAutomateの設定をしていきます。

PowerAutomateにアクセスして「作成」をクリックして下さい。

「自動化したクラウドフロー」を選択してください。

フロー名を設定して下さい。
分かりやすい名前なら何でもよいですが、今回は「Forms_kintone連携」と入力しました。

Formsへの入力完了をトリガーにします。
検索欄に「Forms」と入力して「新しい応答が送信されるとき」を選択して下さい。

初期状態では「接続が無効です。~」と表示されるので設定していきます。

「接続の変更」を選択してください。
Microsoftアカウントにログインしてください。

フォームIDにMicrosoft Formsで作った「顧客満足度調査」を選択して下さい。

次に「+」ボタンを押してActionの追加して下さい。
Formsの内容を取得する処理を追加します。
「MicrosoftForm」の「応答の詳細を取得する」を選択して下さい。

フォームIDに「顧客満足度調査」を応答IDには「応答ID」をそれぞれ選択して下さい。

次に「+」ボタンを押してActionの追加して下さい。
kintoneへのFormsの情報を転記する処理を追加します。
「kintone」の「アプリをレコードを追加」を選択して下さい。

初期状態では「接続が無効です。~」と表示されるので設定する必要があります。
設定は下記から確認してください。

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kintoneのアプリIDとアプリのフィールドに対してMicrosoftFormsの対になる項目をそれぞれ設定してください。

今回のPower Automateの設定は次のようになります。

実行結果

正しく設定されていればMicrosoftFormsのアンケートに回答すると、次のようにkintoneアプリのレコードに登録されるようになります。

あとがき

今回はMicrosoft FormsとKintoneを連携させてみました。
この連携により、顧客のアンケートデータが自動的にKintoneに登録されるため、データの手動入力作業を大幅に削減できます。
これにより、業務効率が向上し、顧客データの管理が容易になります。

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この記事を書いた人

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