~手術記録システム「OPeDrive」に新機能搭載~
株式会社OPExPARK(東京都品川区、代表取締役社長兼 CEO 本田泰教)は、手術記録システム「OPeDrive」にAIによる高精度音声認識機能を新しく搭載したことをお知らせいたします。OPeDriveは、術野と周辺機器等の映像を最大4画面同時に録画でき、術中に音声でしおりを挿入することができる手術記録システムであり、これまで全国の医療機関において導入されてきました。最近では、動画編集作業の効率化によって医師の働き方改革の観点でも注目されています。
OPeDriveの特長
OPeDriveは、以下の特長を有しています。
- 最大4画面同時録画: 術野および周辺機器の映像を同時に録画することで、手術の全体像が把握できるようになります。特にハンディカムを用いて、術者の手元や助手・メディカルスタッフの動き等を含めた手術室の俯瞰映像を取り込み、医学生や若手医師・メディカルスタッフの教育・トレーニングにも有効な手術記録を行うことができます。
- スムーズな動画編集: 記録システムの端末から編集用の端末へデータ転送が容易であり、専用の編集ソフトウェア「OPeDrive VE」を用いれば、症例データの管理や手術動画のスムーズな編集が可能に。
- 音声によるしおり挿入機能: 手術中に音声でしおりを挿入することができます。音声はリアルタイムで文字起こしされ、音声データと合わせてテキスト情報として記録されます。これにより、後の編集作業を効率化し、ダイジェスト動画の簡単な作成が可能です。
岐阜大学医学部附属病院での導入事例・OPeDriveの詳細についてはこちら
新機能: 高精度音声認識技術の導入
今回、新たに以下の機能を追加しました。
OpenAI社の音声認識モデル「Whisper」の採用
OPeDriveの音声認識機能に、「ChatGPT」を開発したOpenAI社の音声認識モデル「Whisper」を新たに採用しました。Whisperは特に文章生成能力に優れており、しおり挿入時の認識率向上と文字起こしの精度向上が実現しました。
今後は独自の辞書登録機能を搭載することで、単語の誤認識や漢字の誤変換などを減らし、さらなる文字認識精度の向上を目指しております。
働き方改革・手術教育向上に貢献できる新機能を追加予定
今後は、OPeDriveの専用編集ソフトウェアである「OPeDrive VE」の機能追加・改修により、アノテーション(動画内へ注釈を挿入する)機能をはじめとしたUI/UXの大規模な改修を行い、ソフトウェアを一新していく予定です。これにより、ユーザーの先生方にはさらに簡単・便利にご使用いただけ、若手医師への教育や学会での動画を用いた発表の際にも、より伝わりやすい手術動画を作成していただくことができます。
また、医師の書類作成業務の効率化に寄与する機能開発についても計画中です。日常的に発生する書類作成業務は、医師にとって最も多くの作業時間を費やしている業務のひとつであり、医師の働き方改革に沿った効果に期待できると考えています。
手術記録システム「OPeDrive」に関して、ご興味をお持ちの方・資料請求等は下記お問い合わせ先までお知らせください。
お問い合わせ先:system-support@opexpark.co.jp
株式会社OPExPARKについて
OPExPARKは、いつでも・どこでも最先端の手術を学習できる教育コンテンツの撮影・編集・配信を通じて、医師教育のDX化を推進しています。また、手術映像およびOPeLiNK取得データをリアルタイムで伝送し、専門医が遠隔地から現場の執刀医による診断・手術に助言・アドバイスを行う等、病院のDX化に向けた取り組みを実施しており、国内外の医療の質向上に貢献しています。
[会社概要]
会社名 : 株式会社OPExPARK
本社所在地 : 東京都品川区東品川2-2-8 スフィアタワー天王洲 CW棟2階
設立 : 2019年 6月 21日
代表者 :本田 泰教
事業内容 : 手術情報融合プラットフォームの開発と販売、医師限定手術教育ウェブサービス
URL : https://www.opexpark.co.jp/
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