OpenAIが手掛ける最新のAIエージェント「Operator」は、ブラウザ上の操作を自動化し、面倒なオンラインタスクを手軽に処理してくれます。
本稿では、さまざまなシーンで役立つ「Operator」の活用事例を詳しくご紹介します。
MagSafe対応バッテリーの価格・機能を最速比較
OpenAI Operatorを使って、「YodobashiでMagSafe対応の安いバッテリーで、充電スタンドとしても使える、評価の高いもの」を瞬時に探し出し、Amazon.co.jpと価格を比較するまでを自動化。
商品リサーチと最安値チェックがわずか数ステップで完結します。
クラウドソフトウェアの作業自動化
Box上でのフォルダ構造の自動生成や各ドキュメントへのリサーチ内容の挿入など、クラウドソフトを自在に操作。
AIエージェントが業務を代行する未来が、着実に近づいているのを実感させる取り組みです。
2分で予約可能な店を自動検索
OpenAI Operatorを使えば、わずか2分で今晩予約できるラスベガスの寿司屋をOpenTableから探し出すことが可能です。
特に興味深いのは、ブラウザの操作画面が常に見えており、必要に応じて人間側が制御を引き継げる点。
ログインなどプライバシーに関わる操作時には録画が自動的に停止し、再びAIに操作を戻す際に伝言を残すこともできます
ローカル開発環境をAIが自動テスト
OpenAI ChatGPT Operatorを活用して、ローカル開発環境で実装中の機能を自動的にテストする事例が注目を集めています。
Tunnel経由でOperatorを接続することで、手間のかかる検証作業を効率的に進められるだけでなく、今後APIや他ツールとの連携も期待されます。
Operatorでノーコードツール「Dify」の構築
OpenAIのOperatorを活用し、ノーコードオートメーションツール「Dify」を構築できることが実証されました。
ワークフローの作成から設定までスムーズに進められ、AIによる自動化が一段と身近に。
Canvaで資料を自動生成
OpenAIのOperatorを利用してCanva上で資料作成を試した結果、まだクオリティは低いものの、文字サイズやレイアウトをそれなりに調整している点に未来を感じさせます。
わずか30分で完成するスピードも魅力のひとつ。
今後のAIの進化によって、より洗練されたデザインが期待できそうです。
AIが数当てゲームに攻略
数当てゲームを、OpenAIのOperatorが見事にクリア。
ユーザーに代わってAIが思考し、正解を導き出す様子は未来を感じさせます。
問い合わせフォームへの営業メッセージ送信をAIが半自動化
OpenAIの「Operator」を使うことで、任意のサイトの問い合わせフォームへ営業メッセージを送り込む作業を半自動化することに成功。
あらかじめ自社情報を登録しておけば、ほぼ完全自動化も可能になります。
現状では動作が遅いため実用性に課題はあり迷惑メールが急増するなどの問題は考えられるものの、AIが営業を代行する時代も来るかもしれません。
おわりに
今回は、OpenAIのAIエージェント「Operator」の活用事例をご紹介しました。
「Operator」を活用することで、仕事はもちろん日常生活でも自動化や効率化が進む可能性があります。
現状では米国のみでの提供ですが、将来的に日本での利用が可能になることが待ち遠しいですね。