東京大学・鳥海研究室から発足したAIベンチャー、株式会社TDAI Lab(本社:東京都中央区、代表取締役:福馬智生)は、ChatGPTなどの生成AIや人間が書いた文章の真偽について瞬時に判定するAIツール「LLMファクトチェックツール」の提供を開始いたしました。
このツールは、Web情報や社内の知識データベースから根拠を自動で検索・抽出し、真偽を効率的に確認することができます。その結果多くのユーザーが情報の確認にかける手間を大幅に軽減することが可能になります。
■サービスが可能にする新しい価値
- 時間的コストの削減
ファクトチェックのために従来人が行っていた確認作業の手間を大幅に削減することが可能になります。 - 信頼性の向上による幅広い分野への生成AI活用促進
信頼できるソースから根拠を抽出し判定理由を提示することで、ユーザーはこれまでより安心して生成AIを活用できます。
信頼性が求められる医療や報道など応用が難しかった分野への活用を促進します。
■イメージ図
■背景の課題
近年、ChatGPTなどの先端技術が登場し、AIによる文章生成が一般化しています。しかしそれらの文章は完璧ではなく、誤った情報が混入する問題が常に指摘されてきました。この問題は、多くの企業がエンドユーザー向けの完全自動化を追求する一方で、人間による目視検証が必要なため、生成AIの活用ができている企業は限定されていました。また従来のChatGPTなどは外部サーバーへのリクエストが必要で、機密情報を扱う際にはセキュリティの懸念がありました。
■当社のこれまでの取り組みと公開
当社は創業から情報の信頼性などに関する研究開発を行ってまいりました。ChatGPTの登場以降は、AIによる生成文章の根拠の抽出や正当性の判断を行うツールの開発に力を注いできました。また社内の機密データに対しての生成AIの応用なども進めてまいりました。これまで弊社の一部クライアントに提供していたものを「LLMファクトチェックツール」としてこの度リリースします。
■対象・誰に向けたサービスか
- AIや人間が作成した文章の正当性を効率的にチェックしたい
- エンドユーザーに、信頼性の高い文章や根拠を提供したい
- クローズドな環境で、秘匿性の高いデータに対してファクトチェックを行いたい
■仕組み・サービスの特徴
- 文章の入力ユーザーが文章を入力します。
- ファクトチェック箇所の抽出
どの箇所に対してファクトチェックを行うべきかを判定をします。 - 信頼できるソースからの根拠の検索Google検索や貴社データベースなどから、それら主張をサポートする文章があるかを検索します。
- 真偽の判定チェックしたい箇所と抽出した根拠を元に真偽の判定を行います。
■「LLMファクトチェックツール」に関するお問い合わせ
https://tdailab.com/contact
今後、株式会社 TDAI Labは、ChatGPTやGPT-4をはじめとする革新的なAI技術を積極的に取り入れ、お客様のビジネス成功に貢献してまいります。
■「TDAI Labについて」
当社は2016年11月創業、東京大学大学院教授鳥海不二夫研究室(工学系研究科システム創成学専攻)発のAIベンチャーです。次世代AIの基礎研究およびその事業化を行っています。同大学院にて博士課程を修了した福馬智生が代表取締役社長を務めており、研究成果をより多くの方に活用していただけるように導入支援も行っています。
社名:株式会社TDAI Lab
代表取締役:福馬 智生
所在地:東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第1平和ビル3階
URL :https://tdailab.com/
事業内容:AIアルゴリズムソリューション開発
引用