GeminiやAmazon Novaで、現場映像の業務活用を加速
株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 玉川憲)は、IoTアプリケーションをローコードで開発できる「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、動画の分析をサポートする機能を本日より提供開始します。本日より、Googleの「Gemini」シリーズおよびAmazonの「Amazon Nova」を活用した動画分析をご利用いただけます。また、最新生成AIモデルとして、Googleの「Gemini 2.5 Pro、Flash」、Amazon Bedrock上で提供される「Anthropic Claude Sonnet 4、Opus 4」にも対応しました。
SORACOM Fluxは、IoTシステムの自動化を目的としたIoTオートメーターです。センサーやカメラなどのIoTデータをインプットに、通知システムや生成AIモデルによる分析を組み合わせ、現場の業務や設備管理を効率化するアプリケーションを、ソフトウェア開発の専門知識がなくてもブラウザ上で構築できることが特長です。現場主導のデジタル化を支援する仕組みとして、製造業や物流業、小売などさまざまな業界で活用が進んでいます。
近年、生成AIはテキストや画像にとどまらず、動画や音声といったマルチモーダルなデータへの対応が進んでいます。今回のアップデートにより、SORACOM Fluxでは、Googleの「Gemini」シリーズおよびAmazonの「Amazon Nova」を通じて、動画を活用した業務自動化や分析が可能になりました。いずれも、テキスト・画像・音声・動画など、複数のデータ形式を横断して扱うマルチモーダル対応の生成AIであり、リアルタイム映像や記録映像の分析に活用できます。
たとえば、静止画では把握しづらい作業時の動作や、装置の時間経過による変化を捉えるケースでは、動画分析がより適しています。専用の映像解析アルゴリズムを個別に開発することなく、動画と生成AIを組み合わせた業務改善に手軽に取り組めるようになることで、今後さらに多様なユースケースが創出されていくことが期待されます。
さらに、最新の生成AIモデルにも順次対応を進めています。Googleの「Gemini 2.5」と、Amazon Bedrockを通じて利用可能なAnthropic社の先進的な生成AI「Claude Sonnet 4」および「Claude Opus 4」にも対応しました。
SORACOM Fluxは、お客さまのユースケースからのフィードバックや、最新の生成AIサービス動向を踏まえて、引き続きアップデートしていきます。
ローコードIoTアプリケーションビルダー SORACOM Flux について
SORACOM Fluxは、デバイスから送信されたセンサーデータやカメラから送信された画像に対して、ルールを適用し、複数のデータソースや生成AIを組み合わせて分析/判断し、その結果をIoTデバイスの制御に反映させるIoTアプリケーションをブラウザ上の操作で構築できます。
サービスの詳細、料金プラン、具体的な利用方法についてはウェブサイトをご覧下さい。
<IoTアプリケーション構築時の画面イメージ>

ウェブサイト
https://soracom.jp/services/flux
ユーザーガイド
https://users.soracom.io/ja-jp/docs/flux
ソラコムについて
IoTプラットフォームSORACOMは、世界180以上の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
ソラコムコーポレートサイト https://soracom.com
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